暖冬の年にだけ誕生する「悲劇のワイン」
レイトハーベストワイン (Late Harvest Wine) とは・・・
その名の通り、「遅摘みブドウ」 を意味します。
通常、ワインというのは、収穫が早いほど、辛口に仕上がります。
収穫が遅いほど、甘口に仕上がります。
それぞれに適したブドウ品種があり、また、ワイナリーの考え方に左右されますから、どちらが良いとか悪いということでありません。

カナダのオカナガン地方はアイスワインの産地として世界的に有名
ですが、何しろアイスワインは気候によって出来高が左右されるリスクの高い製法。
リスクを避けるため、それぞれのワイナリーでは、11月頃に収穫したブドウを用いて、「甘口デザートワイン」を作ります。
アイスワインには程遠いものの、爽やかな甘さが魅力のスッキリしたワインとなるのです。
この「レイトハーベストワイン」は、品物によって、レベルの差が大きく、例えば10月末に
収穫したものと、11月末に収穫したものとでは、甘さのレベルに大きな差ができるのです。
アイスワインよりも、レイトハーベストの方が、いわゆる「極上物」を見つけるのは至難の業です。
カナダから輸出したレイトハーベストワインが、大阪のお店で購入可能。
そして、どこにいても購入可能。(
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そして、今回のレイトハーベスト2005年産は、久しぶりの 「極上物」。
2005年は、記録的な暖冬でした。ちっとも寒くならず、アイスワインになるはずのブドウが氷結しなかったために、多くのワイナリーがアイスワインの製造を諦めた年でした。
セントヒューバータスワイナリーも、年を越した2006年1月末に、苦渋の選択の末、アイスワインの収穫を断念しました。
マイナス5度の気温で収穫されたブドウは、半分凍っていましたが、しかしアイスワインにすることはできなかったのです。
このブドウから作られたワインが、今回、ご紹介します2005年産のレイトハーベストです。
通常の年の
レイトハーベストが、11月末の収穫ですが、この年の
レイトハーベストは、
ギリギリまでアイスワインになることを望みながら、夢果てた末に生まれた「悲劇のワイン」なのです。
平均的なレイトハーベストと、アイスワインの中間に位置するワインということになるでしょう。
この2005年産のレイトハーベストは、アイスワインが出来なかった年にだけ、悲しく誕生することができる 「アイスワインになれなかったアイスワイン」なのです。
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posted by 太郎@東京生活 at 12:42
| 東京

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